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娘よ、ここが長崎です (新装版)

◎1983年の春、肉親の供養のために長崎市を兄誠一(まこと)と訪れた筒井茅乃。
 茅乃は、長崎に原爆が投下された直後、自ら重傷を負いながら救護活動に当たった永井隆の次女でした。今回は中学生の娘と甥と姪(誠一の子女)もいっしょの帰郷でした。
(甥の永井徳三郎氏は現・長崎市永井隆記念館館長)

「1945年8月9日午前11時2分。長崎に原爆が落とされたあの日」のこと、そして、それから数か月間におこったできごとは、38年経っても決して茅乃の心からきえていませんでした。
 しかし、原爆にあったことのない人や戦争を知らない人に正しく伝えられるかどうか自信がなく、それまでは娘にも語ったことのなかった茅乃でした。
 しかし、茅乃はこの機会に3歳だった幼いころ「茅ちゃん」の純真な心と目で体験したこと
原爆が長崎に落とされる少し前のころ、そして、原爆投下直後の悲惨な状況、父永井隆の被爆者への必死の救護活動、父の闘病生活と死、その後の茅乃自身のこと―
を物語り、多くの人びとに平和の尊さを伝えることを決心しました。

◎巻末に兄永井誠一氏(2001年没)から「刊行によせて がんばりぬくことのだいじさ」の原稿が寄せられています。茅乃さんより十歳年上の兄が語る父永井隆と原爆で亡くなった母の思い出は、戦争の悲惨さを語り胸に迫ってくるものがあります。

※本書は1985年刊行の「娘よ、ここが長崎です」の新装版です。

 
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商品コード : 39046
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