建具職人の千太郎
おらあぶきだ。のろまでよう。
でも、ぶきだけんどぶきなりに、
たんせいこめりゃいいんだ。
江戸時代の終わりごろ――。
千太郎は、わずか七歳で、奉公に出されることになった。奉公先は、鶴見村(いまの神奈川県横浜市鶴見区)の建具屋「建喜」。まだ友だちと遊んでいたいさかりの、千太郎には、建具職人になろうだなんて気は、さらさらない。
だが、先に奉公に来ていた姉、おこうにはげまされたり、建喜の職人たちとのふれあいのなかで、いつしか自分も、腕のよい建具職人になりたい、と思うようになる。
2010年度/第40回赤い鳥文学賞受賞作品(作:岩崎京子)
2010年度/第24回赤い鳥さし絵賞受賞作品(画:田代三善)
2010年度/第56回青少年読書感想文全国コンクール・課題図書(小学校高学年の部)
■会員価格(税込み):1430円
商品コード : 39140 |
一般価格(税抜き) : 1,300円 |
価格 : 1,170円 |
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