原文に忠実なテキストと人気イラストレーターによる挿画
子どもから大人まで楽しめる、賢治童話集の決定版！ 第５巻
宮沢賢治絵童話集 全１５巻
シリーズ監修／天沢退二郎・萩原昌好
【本童話集の特色】
●原文をできる限り尊重した現代かなづかい。賢治独特の表現にルビや解説を補い、読みやすく構成しています。
●現代の日本で活躍中の画家が賢治作品の幻想的世界を独特のタッチで描写。美しいイラストが楽しめます。
●一流の執筆陣が作品の成立やモチーフを解説。また、幅広いジャンルの賢治ファンが熱き思いや夢を語る月報付き。
●各巻その作品にふさわしい本文組とページレイアウトを採用。画期的な装丁デザインの親しみやすい選集です。
●第１４巻は、天沢退二郎氏による詩選集。現代版画の方々にも参加いただいた詩画集です。
●第１５巻は、作品舞台の写真を中心に構成。作品テーマと賢治の生涯をわかりやすく解説しました。
宮沢賢治絵童話集 第５巻
双子の星
収録作品
『やまなし』（画 ユノセイイチ）
かわせみにさらわれる魚をはじめて見た５月。
やまなしの実が流れていくのを追いかける１２月。
谷川の底で暮らすカニの兄弟とおとうさんカニの風景を、そっとのぞいてみましょう。
『双子の星』（画 牧野鈴子）
チュンセ童子とポウセ童子は、大けがをしたさそりを助ける優しい双子のお星さま。
ある時、ほうき星にだまされて海に落ちてしまい・・・
『おきなぐさ』（画 牧野鈴子）
野原に咲く可憐な花、おきなぐさは「うずのしゅげ」ともいいます。
華はいずれ銀色の房にかわり、風に乗って旅立っていきます。
『祭の晩』（画 ユノセイイチ）
祭りで山男に出会った亮二。
山男は強そうな見かけですが、どうやら気が小さくとても律儀なようです。
助けてくれた亮二にどんなお返しをするのでしょうか。
■サイズ：AB判・77P
■会員価格（税込み）：2136円
