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五日市憲法草案をつくった男・千葉卓三郎

明治時代の初め、東京(当時は神奈川県)の西部地域、周囲を山でかこまれた五日市町に、新しい日本のあるべき姿について、熱く語り合う若者たちがいた。
彼らの思いは、陸前・宮城から学問遍歴ののちにこの地流れ着いた一人の男・千葉卓三郎によって、やがて独自の「憲法草案」として実を結んだ。

「基本的人権」と「自由」の大切さを標榜した、当時としては画期的な考えが込められた草案だったが、歴史のうねりの中で、それは埋没した。
80年あまりのちの1968年、東京経済大学の色川大吉教授(当時)とその教え子たちによって、この草案は、五日市の朽ち果てた土蔵の中から発見され、「五日市憲法草案」と命名された。

本書は、その発見の経緯とともに、千葉卓三郎という人物にスポットを当て、五日市の若者たちが、どのような暮らしの中で、自国の未来を思い描いたかを探るノンフィクションである。

憲法論議が盛んな今般、「日本国憲法」をとらえなおすうえでも、「五日市憲法草案」がつくられたプロセスを知ることは意義深いだろう。

■著者:伊藤始・杉田秀子・望月武人/解説:新井勝紘
■対象年齢:小学校高学年から中学生
■仕様:A5変型(タテ205mm×ヨコ155mm)・上製
■ページ数:192P
■ISBN:978-4-7743-2246-9

■会員価格(税込み):1540円
商品コード : 39286
一般価格(税抜き) : 1,400
価格 : 1,260円
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