対象 幼児から
おいしそうなおすしに手をのばすのは、ちょっと変わったお客さんたちです。
おいしそうなおすし。なんとすべてていねいに、「はり絵」で描かれているんです!
ここは回転ずし屋さん。おいしそうなおすしがくるくる回ってきます。
「ぼくは まぐろを いただきまーす」 男の子がまぐろに手をのばします。
次に回ってきたのは、なんと魚がまるごとのったおすし。
あれれ?おおきな魚がきた!?
それに手をのばしたのは、くまのお客さん!?
くまなら納得。くまだもんね。
まだまだやってくる、きゅうりをまるごと一本使ったかっぱ巻きや、まんまるてまりずしや、大きな恵方巻き。さて、どんなお客さんが、食べるのかな?
リズミカルな言葉にのせて、たくさんのおすしが登場します。ページをめくりながら、次のお客さんはだれかな?とあてっこしたり、おいしそうなおすしにうっとりしたり。親子でコミュニケーションをとりながら、おいしく楽しんでくださいね。
『いろいろごはん』『いろいろたまご』『いろいろいちご』など「いろいろシリーズ」で様々な食べ物を扱ってきた、山岡ひかる。最新作のテーマは、子どもたちが大好きな食べ物「おすし」です。
この『いろいろおすし』を制作するにあたり、毎日毎日お寿司のことを考えるあまり、作者は回転寿司に通い、スーパーでパック寿司を買い、(絵本には出てこないネタまで)おいしく食べていたあまり、ついつい増量ぎみに・・・なんていう裏話も。
紙を切り抜いて丁寧に貼りあわされた「はり絵」の魅力と、ユーモアたっぷりの展開、リズミカルな言葉の気持ちよさをぜひ味わってみてください。
■作:山岡ひかる
■B5変型・24ページ
■会員価格(税込み):880円