トップ > 読み物・まんが > オオカミのお札(一) カヨが聞いた声 ―江戸時代―

オオカミのお札(一) カヨが聞いた声 ―江戸時代―

小学校高学年から

「大神さま、お願いします。ナツを治してください。
それから、ナツの顔に…」


オオカミは、人智を超えた存在として、祠(ほこら)にまつられた。

悪しきものをかみくだく神として。

ところが人の世には、彼ら以上におそろしいものがある。

オオカミを神としてあがめ、力を借りたいと思うほどのおそろしいものが。(序文より)

裏山の「大神さま」の祠を、代々守りついできた家系に生まれ、疫病の流行に苦しめられる江戸時代のカヨ、身近な人を戦争に送り出す第二次世界大戦時の正次、東日本大震災に大切な人を奪われる現代の美咲。

それぞれの時代の困難にのみこまれ、悩み、苦しみ、傷つきながらも、「大神さま」への祈りとともに懸命に生きる子どもたちの姿を描きます。

■著:おおぎやなぎちか 絵:中川学
■112ページ
■会員価格(税込み):1100円
商品コード : 34581
一般価格(税抜き) : 1,000
価格 : 900円
数量
 

かごに入れる
  • お気に入りリスト
  • 商品についての問い合わせ

ページトップへ