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空と大地に出会う夏
小学校高学年から
この夏を きっと いつまでも覚えている
佐合理一郎(リイチ)は、言葉できちんと説明できないことやムダがきらいな小学校6年生。成績も優秀、スポーツもピアノもそつなくこなすリイチだったが、親友の準也のようには、将来の目標がもてずにいた。
ピアノのレッスンの帰り道、同じ学校の海空良と出会ったリイチ。あきらかにウマがあわないタイプの女子・海空良に連れられてリイチがむかったのは、転校していった中上大智の家だった。4年生のときのある出来事がきっかけで、大智に会いたくないと思っていたリイチだったが、強引な海空良のペースにあわせているうちに、大智とも顔をあわせるようになって……
ムダがきらいな少年・リイチが、寄り道ばかりの海空良や大智といった多様な人々と出会うことで、自分の生き方を見つめ、周囲の人間との関係をとらえ直す、ひと夏のちょっとした成長物語。
<小学生の読者に「社会への関心」をもつきっかけを>
現代社会で起こっているさまざまな問題に目を向けて作品を書いてこられた濱野京子さん。
本書でも、登場人物の家族を通して描かれる「色々な家族の形」や「義務教育」についての言及、「校則」や「ジェンダー」など、濱野さんらしい「社会へのまなざし」が随所に見られます。
小学生の読者に、社会への関心をもつきっかけを提供するとともに、こうした話題を小学生にも考えてほしいと願うおとなにとっても関心の高い1 冊になることでしょう。
■作:濱野京子
■絵:しらこ
■対象年齢:小学校高学年から
■判型:四六判
■ページ数:184ページ
■ISBN:978-4-7743-3379-3
■会員価格(税込み):1430円
商品コード : 34639 |
一般価格(税抜き) : 1,300円 |
価格 : 1,170円 |
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