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列車にのった阿修羅さん 土蔵に疎開してきた国宝

小学校高学年から

太平洋戦争末期、奈良興福寺の阿修羅像が列車にのせられ、吉野の民家の土蔵にあずけられました。この事実にもとづき、阿修羅と対峙する少年の変化と成長を描く戦争児童文学。

今から八十年ほど前の一九四五(昭和二十)年七月、奈良の興福寺にあった国宝の仏像が、列車にのせられました。吉野まで運ばれ、民家の土蔵にあずけられたのです。その家に住む少年、総一郎は、仏像のなかでも阿修羅が好きになりました。
「阿修羅さんは戦いの神様なんや。手が六本もあるから、強いわけか。手を合わせているのは、日本が勝つように祈っているんやな」
ところが……。
戦争が終わり、苦しい気持ちを阿修羅さんに何度もぶつけながら、総一郎は気づき、そして知るのです。阿修羅さんが合掌しているほんとうのわけを。
ほんとうにあったできごとをもとに、阿修羅と対峙する少年の変化と成長を描く戦争児童文学。


■著:いどきえり、絵:マスダケイコ、監修・解説:深澤吉隆
■対象:小学校高学年から
■判型・ページ数:四六判・132ページ
■本体サイズ:縦19.4×横13.5×厚さ1.8cm
■重量:約280g
■商品コード:34643
■発売年月:2023年06月

■会員価格(税込み):1540円
商品コード : 34643
一般価格(税抜き) : 1,400
価格 : 1,260円
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